提案項目:クレーン作業における安全性を確保した施工方法
風速における提案は
別記事に現場環境における安全対策にて記載している。主に風速など
それ以外のクレーンに対する提案となる。
・クレーン傾斜管理
リアルタイム傾斜(吊荷・重機等)監視システム
メーカーソーキ(HP掲載はない=先NETIS登録をしてこれから商品具体化か)
概算金額:不明
しかしセンサーはチルフォメーション子機を仕様しているため、チルフォメーションと同じ価格帯としてみて良いだろう。
(チルフォメーション:桁架設に記載)
仕様:桁等の吊荷や重機等に無線式傾斜計を取り付けて傾斜をリアルタイム監視する安全支援システム
メリット:
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・監視方法を、監督員による目視確認から、無線式傾斜計によるリアルタイム自動監視に変えた。
・予め設定した管理基準値を超えた場合は、即時にパトライトや音声で監視員やオペレータ、作業員に通知できるようにした。(オペレータ室にも設置可能)
・タブレットPC上で傾斜角度や傾きの状態を視覚的に表示できるようにした。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・監視方法を無線式傾斜計によるリアルタイム自動監視に変えたことにより、厳密な傾斜変動を定量的に管理できるため、施工性が向上する。
・傾斜角が管理基準値を超えた場合は、即時にパトライトや音声でオペレータや作業員に通知できるため、安全性が向上する。
・傾斜状況をタブレットPC上で視覚的に表示することにより、オペレータや作業員の情報共有が容易となる。
デメリット:NETIS登録のみか?実際の商品化は要確認する。
コメント:
吊り物の傾斜やクレーンの傾斜をリアルタイムで重機OPが確認することができる。
特に橋梁上部工における桁架設時や軟弱地盤におけるクレーン傾斜管理、不安定地盤におけるクレーン据え付けの際に有効である。
・小型クレーン用吊荷監視カメラ「ワイヤレスウォッチャー」
NETIS:QS-190012-A
メーカー協立電子工業 取扱店レックスなど
概算金額:不明 ブーム部分に金具加工が必要なため、取り付け設置費が掛かるだろう。
仕様:小型クレーン作業時の安全確認のための吊荷監視カメラシステム
メリット:
①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・小型クレーン作業における吊荷作業を、ブーム先端に取り付けた常に下を向く無線式高画質カメラで視覚的にモニタ表示する安全支援システムとした。
・吊荷監視用カメラの取付部にオイルダンパーを装着した。
・吊荷監視用カメラは高画質(212万画素)とし、ズーム機能を備えた。
②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・小型クレーン作業における吊荷作業を、常に下を向く無線式高画質カメラで視覚的にモニタ表示する安全支援システムとしたことにより、躯体内や躯体越しでも吊荷周辺に死角を作らないため、施工性および安全性が向上する。
・画像の伝送方式を無線にしたことにより、伸縮式ブームへの取付が容易となる。
・吊荷監視用カメラの取付部にオイルダンパーを装着したことにより、小型クレーンの振動等による画像の乱れを抑えることができる。
・吊荷監視用カメラが高画質かつズーム機能を備えたことにより、クレーンの高さに関係なく、オペレータが確認したい吊荷周辺および玉掛作業を鮮明にモニタリングできるため、玉掛不備による事故を防ぐことができる。(夜間でも現場の明り程度でモニタリング可)
デメリット:日々作業終了後、カメラ側の充電が必要である。
コメント:クレーンカメラは提案に書きやすい商品の一つである。リアルタイムでオペレーターが吊り荷作業を確認でき、死角を作らないため、施工性・安全性の向上となる。
これまでのクレーンカメラは有線であったりと設置が大変であったが、こちらは無線となるため、コードによる障害や設置の手間が省ける。
しかし、無線のため、小型クレーンでの提案となってしまう。
・クレーン後方接近警報
ネオセンサー検知ch
NETIS:KK-160054-VE
メーカー仙台銘板
概算価格:基本料45000万円 日割り1800円
別途設置費、サポート保証
仕様:反射式レーザスキャナを用いた工事現場出入口付近での工事車輌の接触事故対策
④その他
危険エリアの侵入検知や工事車両の高さ検知としても利用可能
この項目がクレーン及び重機に対する危険エリアの侵入検知が可能となった。
メリット:
これは、こんな提案をできるといった感覚で見てほしい。
クレーンの半径内接近警報システムとしてネオセンサー検知chが活用できる。
重機後方にセンサーを設置し侵入禁止エリアを設定。誘導員がいなくても侵入警戒ができるし第3者にも注意喚起ができる。
従来ではコーンとバーによる作業内侵入禁止処置を行なっていたが、現場に応じては設置が難しい箇所もある。特に道路規制を行なっている時に有効である。
最終コメント:
クレーンに対する提案は、主に3つである。クレーンや吊りに傾きを測ることや吊りに状況のカメラ確認、そして安全対策である。
クレーンの吊りに音声安全マンなどがあるが、これらは創意工夫での使用が望ましい。
新商品があれば都度更新していく。
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