この記事では、現在各企業、現場で行われている、遠隔管理について書いていく。
コロナ禍の影響もあり急に発展した業務遠隔管理において、本当に使える商品は何なのか。
各商品を使用した結果の結論を書いていく。
提案項目:遠隔作業支援における現場管理の効率化
現場作業遠隔システム
NETIS登録なし
概算金額:レンタル月25,000円/初回基本料2万円
必ず月極のため、注意が必要。
仕様:遠隔臨場に特化したハンディ型モバイルコミュニケーションツール
国土交通省策定の試行要領(案)に記載された仕様を満たし
「段階確認」、「材料確認」、「立会」を遠隔で実施することに特化した機能によって、現場と隔地の円滑な相互コミュニケーションを実現
メリット:
高精細な映像と途切れにくい通信
遠隔臨場に適した細かな画角調整が可能
(ハンディ用のシンバルにて撮影を行うため、手振れが少なく画面酔い=ストレスがない)
検査側はソフトのインストールが不要(面倒な設定がいらない)
スナップショットの撮影・録画可能
素晴らしい価格帯
デメリット:NETIS未登録
コメント:
現場遠隔支援では、このエコモット社Gリポートの一択である。NETIS登録では
スマートグラス Generation-Eye があるが、設定の複雑さや何より撮影側が目に装着するので、移動による揺れが激しく、対象物を移す際は目を近くに持っていき頭を動かす必要がある。この動作がとても大変だ。費用も10万円以上かかってしまう。
それに比べ、エコモット社のGリポートはメリットであげた通りだ。
遠隔作業管理にNETISをこだわらないのであればGリポートを選ばない理由が見つからない。
現場管理ライブカメラ
・通信一体型現場監視カメラ「G-camシリーズ」
NETIS:KT-170076-VE 活用促進技術
概算金額:レンタル3万円(高性能品)物によって12,000円もある。
ソーラー電源別途レンタル5万円ほど
仕様:モバイル通信を利用した全天候型・小型・軽量の通信一体型遠隔監視カメラ
メリット:
・有線回線を利用したネットワークカメラからモバイル通信を利用した全天候型・小型・軽量の通信一体型遠隔監視カメラに変えたことにより、
(1)有線回線の設置が不要となるため、工期の短縮及び経済性の向上が図れる。
(2)設置作業に熟練工が当たる必要がないため、施工性の向上が図れる。
(3)本体の質量が10kg程度から1.84kg~2.4kgとなり、万一の本体の落下事故によって人が負傷するリスクが軽減できたため、安全性の向上が図れる。
(4)従来のABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンの合成樹脂)製からFRP(繊維強化プラスチック)製となり、筺体の強度が向上したため、品質の向上が図れる。
デメリット:
ズーム機能及び画質に問題あり。
新たに02タイプの新型が出たが、ズーム機能は5倍の500万画素となる。
コメント:
現場ライブカメラの中では1番の低価格商品となる。しかし、性能は価格と比例せず、安定したライブ映像、そして通信費が無制限のため映像を映し続けることができる。
(一般的なライブカメラは通信費の上限があるため、常時映像を流し続けることができない。スマートフォンが通信速度遅くなると同じ)
デメリットのように唯一の欠点は、ズーム機能5倍と新型以外の画素が悪い点である。
施工範囲が広い箇所だと細部に渡って管理は難しい。
費用対効果としては素晴らしい商品であることは間違いない。
まとめ:現場の遠隔支援では、大部分での現場状況の確認や稼働状況を見る際は、G-camを含むライブカメラにて確認を行い、社内検査及び段階確認では、Gリポートにて細かな現場状況の確認といった使い方が良い。
この2点は費用対効果に優れている。設置撤去や通信の設定など使い勝手に優れ現場と見る側のストレスを考えた商品である。
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