施工時の現場内安全対策、気象管理について
提案内容:現場環境計測の計測システム関係
工種:全て
・自然災害防止システム ZEROSAI
概算金額:レンタル15万/月 (風向風速+雨量+ソーラー電源)
初回基本料10万円程かかる。別途お取り寄せ
仕様:建設現場に設置した気象測器から観測データをリアルタイムに収集し高精度な気象予測を行い、それを迅速かつ確実に伝達するシステム
・Nセンサーで建設現場の観測データをリアルタイムに収集し、防災盤で気象予測を作成し関係者に周知させ、防災灯で建設現場の作業員に周知させるシステムである。
※Nセンサー:雨量、風向・風速、気温、湿度を観測し、特定サーバに観測データをリアルタイム送信する装置
※防災盤:Nセンサーで収集した観測データと気象庁データを解析して、雨量、風向・風速、気温、熱中症指数、雷雲、天気傾向を予測するシステム
※防災灯:電光掲示板、サイレン、赤色回転灯で構成し、建設現場に気象情報を周知する警報伝達装置
メリット: 1)Nセンサーにて現場の観測データをリアルタイムに収集・送信する。 2)防災盤にて現場の観測データを活用して気象予測を作成し関係者に周知させる。 3)防災灯にて現場の作業員に周知させる。 ・期待される効果は?(新技術活用のメリットは?) 1)観測データをリアルタイムに収集できることから気象の急変に対応可能である。 2)現場の観測データを活用した気象予測であるため、その後の天候管理が的確に行える。 3)防災灯は光、音、電光掲示板での情報伝達となり作業員の危険性を軽減できる。 4)河川の水位観測やネットワークカメラによる現場の遠隔監視も同時に行える。(オプション)
デメリット:現在3G回線となっているが2022年に回線終了となるため、その対応が求めらる。
各地区にメーカーの営業所がないため、設置を依頼すると高額になる恐れがある。設置を依頼しないと段ボールで現場事務所に郵送されるだけなので、設置設定を行わなくてはならない。撤去も行い、返却するなど手間が多い印象。
最近、多くの現場で活用が増えているシスメットのZEROSAI。
会社単位でシスメットの羅針盤を年間契約している企業が多く、その流れから採用がしやすい。
NETIS登録文章をみても、これほど環境計測と異常観測への周知に特化したものはないだろう。作業員への周知機能も素晴らしい。
・ネオロガー記録ch
概算金額:レンタル15万/月 (風向風速+雨量+ソーラー電源)
初回基本料10万円ほど 別途お取り寄せ
仕様:公共工事の現場に設置された計測機器の計測データをモバイル通信網を利用して自動的に収集記録を行うシステム
・本システムは、公共工事の現場に設置された各種計測機器から、計測データをモバイル通信網を利用して自動収集し、収集した結果を確認することができる計測システム。 (計測機器は、雨量計、風速・風向計、振動・騒音計に対応。) ・本システムを利用して、公共工事の現場で収集した計測データを現場から離れた場所で確認する事ができる。また、その数値を利用して、分析や資料作成に応用することができる。 ・計測したデータが予め設定した異常値を示したとき、本システムは警報装置や予め登録した管理者へのメール送信を行うことで、異常状態に対していち早く対応することができる。 ・各計測計の数値について、例として以下の対応を行う。 雨量計 ・・・ 現場の雨量が土石流の発生の可能性がある数値を示したとき、本システムは警報装置や予め登録した管理者へのメール送信を行い、対応を促す。 風速・風向計 ・・・ クレーン作業を行うにあたって、現場の風速・風向が異常値を示したとき、本システムは警報装置や予め登録した管理者へのメール送信を行い、作業の可否を促す。 振動・騒音計 ・・・ 現場の騒音や振動が騒音規制法、振動規制法に触れる数値を示したとき、本システムは警報装置や予め登録した管理者へのメール送信を行い、対応を促す。 ・本システムで収集した計測データはデータセンターのサーバに保存することから、本システムは収集した計測データの安全を確保することができる。
メリット:
・従来は、現場監督員が工事現場等の計測機器のある場所まで出向いて、人手により計測データを収集していたが、システムで計測データを自動で収集記録するように変えた。
・システムで計測データを自動で収集記録するように変えたことにより、管理者は、測定データをWebブラウザを利用し適時確認することができるようになったため、現場状況の確認スピードの向上が図れる。
・システムで計測データを自動で収集記録するように変えたことにより、人員の作業工数を減らせるようになったため、経済性の向上が図られる。
・異常値発生の即時通知 本システムにて予め設定した異常値を測定データが示した場合、本システムは、異常通知機能により管理者や現場に対し異常値を検知したことを即時知らせることができる。そのため、異常状況にタイムリーに対応することができる。
・利便性 管理者は、Webブラウザを使用できる環境があれば、どこの場所でも収集した計測結果を適時確認することができる。よって管理者は、公共工事の現場から離れた工事事務所での計測データ確認も可能となる。
・計測結果の応用 本システムは、計測データをファイル出力することができることから、管理者はデータの分析やその他資料作成に応用することができる。
・データの安全性 本システムは、収集した計測データをデータセンターのサーバーに保存する。 データセンターは、地震や火災等の災害対応、データ漏えい対策やウィルス対策等によるセキュリティ対応、また停電対策や故障対策等による運用対応を行いデータを保全しているため、高い安全性が確保される。そのため、計測データの紛失に対する対応が不要になる。
デメリット:特になし。唯一は他社品と差別化できていないところか。仙台銘板は全国に営業所があるため、機材の設置設定撤去、システム異常の際対応してくれるだろう。
仙台銘板社のネオロガー記録chは、エコモット社と同等品である。システム内容や設定設置内容はほとんど同じのため、後継機といって良いだろう。
環境計測を最初に出したエコモット社のクラウドロガーに慣れている企業は、記録chに移行することをおすすめする。
※ソーラー電源対応
地域限定(北海道)
・OPEN現場緊急時警報共有システム
概算金額:レンタル20〜30万円/月(風向風速+パトランプ+100V対応)
初回基本料(設置費含む)30万円
仕様:有線、無線LAN、docomoデータ通信回線、IPSTAR衛星回線を利用して、遠隔地に設置した監視機「本体」の監視データをWebサーバーに収集するシステムとその装置。
建設現場に設置した各種監視システム「A:気象センサー・緊急警報システム、B:振動・騒音遠隔監視システム、C:Webカメラシステム(自然災害監視・盗難監視)」で施工現場の安全対策、環境対策、災害、盗難防止対策に活用できる。
OPEN現場「緊急時警報システム」とは
A:気象センサー
・緊急警報システム 「風向、風速計」:風向き、突風、風速、平均風速を
・「雨量計」:積算雨量の監視。
・「気温、湿度計」:外気温、湿潤で熱中指を監視。
B:振動・騒音遠隔監視システム
・振動と騒音の数値をリアルタイムに監視して環境に配慮して工事を進める。
C:Webカメラシステム(自然災害監視・盗難監視)
・Web監視カメラで自然災害等の監視。
・Web監視赤外線暗視カメラで仮設物等の盗難監視(画像は、3秒~60秒間隔で記録)
・水中カメラROVで(水中の構造物、ケーソン、河川、ダム等の堆積)状況をダイバー監視なしで設置出来る。
・気象センサー、緊急警報監視システムと連動して24時間の監視と安全対策に活用できる。
・「超音波水位計」河川、水路、ため池等の:水位上昇、冬季の積雪を監視。 【各種共通機能】
・施工場所に監視用BOX「本体」を設置。
・現場事務所に監視用「子機」又は「PC」で監視。
・クレーン等の運転席にタブレット「PC」で監視数値を共有。
・監視設定値を超えると、アラートメール、パトランプ、警報音で知らせる。
・監視したデータはリアルタイムにWEBサーバへ保存
・監視データは何時でもダウンロードして安全対策に活用できる。 【通信環境】
・インターネット環境のある通信可能なエリアであること。
・現場事務所の有線、無線LAN(3km以内)を利用してネットワークを構築。
メリット: ・監視データを施工場所の作業員と現場事務所、重機の運転者と共有できるため、適切な対応と指示が出せる。 ・クレーン等の運転席から「風速」、「風向」を確認できるため作業効率の向上と安全性に繋がる。 ・工事現場での強風、瞬間風速が施工関係者全員で共有でき、事故防止に繋がる。 ・風の影響を受ける作業に正確な監視データをもとに安全性の向上が図られる。 ・自然災害時の対応が現地の状況を踏まえて対策ができる。 ・住宅地や近隣地域、学校、病院、介護施設等との環境問題対策に監視データを接近施工の住民に周知しながら施工ができる。 ・災害時(出水時、土砂災害、雪崩、洪水等)にリアルタイム監視映像を関係者と情報の共有ができる。
デメリット:設置関係が北海道帯広よりくるため、北海道限定にさせてもらった。
標準で表示板がついているため、他社計測システムより高額である。
こちらは、北海道帯広地区の企業ダブルクリック社が出している環境計測システムである。
今まで紹介した商品と変わりはないが、電光表示板がセットでついてくるため、作業の視認に期待できる。風速に関しては、オプションでダブレット表示ができ、重機内での作業でも周知が可能だ。
文章として、
異常観測の際、素早い中止判断とクレーン内タブレットを設置し視認と数字による風速の確実は把握といった書き方も良い。
タブレットをNETIS文章に盛り込んであるため、そこを活かそう。
・新たな情報で電波がない現場でもLoRa電波を使用した商品も登場させた。
農業地帯や山間部ではいまだに電波が届いてない場所もある。その際には、この商品を提案すると良い。
カスタム編
NETIS登録終了に伴い、ここの記載も考えたが、クラウドロガーは素晴らしい商品であるには間違いない。
私は、カスタマイズした使用方法を推奨する。
実はこのクラウドロガーはカスタマイズに優れている。
カスタム例:風速表示における3色積層灯との連動や粉塵とスプリンクラーの連動。
さまざまな連動が可能だ。
この連動を活用した提案は、他の商品と差別化となる。
・風速に特化
風速計測、予測システム サインロイド2
概算金額:レンタル30万円/月台
初回基本料20万円程 別途お取り寄せ
仕様:建設現場に設置した風向風速計から観測データを収集し、気象予測AIを用いてピンポイントの風速を予測するクラウド型ピンポイント気象予測システム
・建設現場の風速について、クラウドシステムを利用したIoT、AIの活用により、局所的に最大6時間後の風速予測をする技術(風速計測・予測システム サインロイド2) ・気象予報会社に駐在する気象予報士の予報情報を活用した風速予測の手法から、10分間隔で取得する現地の風速計の観測データ及び民間気象会社から得られる低気圧の動向等の各種データについて、インターネットを経由してAI(人工知能)よる学習、解析及び予測を行う手法に変えた。 メリット: ・10分間隔で取得する現地の風速計の観測データ及び民間気象会社から得られる低気圧の動向等の各種データについて、インターネットを経由してAI(人工知能)よる学習、解析及び予測を行う手法に変えたことにより、 (1)施工現場の1時間後(最大5時間後)の風速をピンポイントで緻密に予測することが可能となり、風速予測の精度の向上が図れる(品質)。 (2)気象予報士の委託活用が不要となり、予報に必要な人件費の削減によるコスト低減が図れる(経済性)。 (3)気象予報士からの定期的な情報提供を待機するのではなく、必要な情報を随時入手することができるため、気象情報入手に関する迅速性の向上が図れる(施工性)。 (4)天候変化に対する作業員の手持ちロス作業の軽減につながり、施工現場の作業効率の向上が図れる(施工性)。
デメリット:ここはやはり金額となる。通常の計測システムの倍以上と考えて問題ない。
こちらは、エコモット社の風速に特化したシステムである。現在風速と未来風速を表示リアルタイム観測できるため、作業中止判断の確実性と作業員周知が高まる。
これほど提案に書きやすいものはないだろう。
クレーンを常時使用する現場、風速に対して対策が必要な現場は、風速に特化したサインロイド2をおすすめする。
・フィールド型風速表示警報装置
メーカー:片桐機械(北海道) 本州(レックス)
概算金額:レンタル10万円/月台
初回基本料5万円程 別途お取り寄せ
仕様:風速をリアルタイムに測定表示し、測定風速に対応した二段階の警報を出力する、マルチ電源タイプのフィールド型風速表示警報装置。
・マルチ電源タイプのフィールド型風速表示警報装置 ・風速をリアルタイムに測定し10分間平均風速値又は、瞬間風速値の表示と二段階の警報を出力する ・二段階の警報は任意設定でき、警報出力に対応したブザー付回点灯(緑・黄・赤)が連動動作する
メリット: ・風速表示警報装置をフィールドタイプにした。 ・商用電源(AC100V)だけでなくDC電源(DC12V、DC24V)でも使用できるマルチ電源タイプにした。 ・二段階の警報を設定できブザー付回点灯と連動できるようにした。 ・屋外に取付け可能なため現場の安全性向上に繋がった。 ・風速を現場で確認できるため作業効率の向上に繋がった。 ※工事現場での強風等による事故の軽減が図られる ※作業適否判断基準の正確性、迅速性の向上が図られる
デメリット:警報メールやクラウド管理はできないため、あくまで現場での視認と周知が可能となる。電源は100V対応
ソーラー電源が必要な時は、ソーラー電源と100V変換インバーターが必要
こちらの商品は何より3色の積層灯が嬉しい。
現場予算の関係より、風速に特化した対策と費用対効果を考えれば、こちらの採用を考えてみても悪くはない。
まとめ
現場環境計測による安全対策の文章制作において、
何を計測して作業中止基準を判断するのかを重要視した方が良い。
NETIS登録の特性上、風速に特化しているのか。または、さまざまな現場環境の不安点から多くの計測を測りたいのかによってさまざまだ。
商品特性は、別途連絡いただければ案内する。
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