今回、架空線に対しての接触対策について提案していく。
ダンプのリフトアップ接触や重機アームの接触防止などライフラインへの提案に役立てる記事となっている。
・ネオセンサー検知ch
メーカー:(株)仙台銘板
価格:基本料50,000円ほど 日割り2,000円ほど
別途ソーラー対応と設置費用となる。
仕様
車両検知として、現場間口からの車両出庫を通行人や通行車両に知らせたり、エリア侵入検知として、危険エリアへの侵入を侵入者に知らせるたりするほか、盗難防止として、資材置き場などに侵入した場合にパトランプで警戒を促す。
反応させないエリアを設定することも可能で、現場にあった安全対策をとることができる。
また、センサーの反応に連動して、LED電光板の表示切替やカメラ撮影が可能(オプション)
危険エリアの侵入検知や工事車両の高さ検知としても利用可能
デメリット
レーザーが目に見えてないので設置には、設置費用が掛かるだろう。また、冬季には雪がレーザー部分に積もったりするため、仕様ができない。
冬季での使用は、積雪の対策が必要だ。
コメント
こちらは、さまざまな使用用途で現場とマッチできる商品となっている。NETISページにも工事車両の高さ検知としても利用可能と記載があり、架空線対策のライフラインには、持ってこいの商品だ。
例えば、河川現場での出入り口にやぐらを組み、その前にセンサーとやぐらにパトランプを設置すれば、より良い対策になると言える。
農業現場は、架空線が低い箇所が多くみられる。レーザーで複数の架空線対策が行える。
NETISでの架空線対策提案は以上となる。驚くことに架空線で使用できるNETISは、この「ネオセンサー検知ch」のみなのだ。
ここからは、創意工夫で使用できる商品を紹介していく。
・架空線等損傷事故防止補助用品 セフティアングル
メーカー:ユニット レンタル:ソーキ
価格:レンタルだと月40,000円ほど
セフティアングルは架空線、歩道橋等の上空構造物の損傷事故防止をサポートする安全補助具。ブーム等が事前に設定した角度を超えた時、ブザーとLEDの点滅でオペレーターへ危険を知らせる。
主にバックホウに取り付け、架空線接触を防止する。設置も容易で電源もシガーソケットから取るだけで使用可能だ。
街中や農業現場で効果発揮するだろう。
デメリットは、良い商品なのにメーカーの制作が終了してしまったことだ。
現状レンタルは、ソーキしかやっていない。在庫限りだ。
・たくさん付けようケーブルピンチ
メーカー:CNPエンジニアリング どこの商社でも取り扱い可能
価格:1箱40,000円弱
別途ポールなど取り付け工具
下記メーカー引用
架空ケーブルの損傷事故防止を図るため、地上から簡単に取付け・取外しが出来ます。「架空線注意標識旗」と、取付け・取外しの工具です。全国で約53万枚の取り付け結果、取り付け箇所での架空ケーブル切断事故は減少し、保全サービス向上に大きく貢献しています。 ※電力ケーブルには使用できません。
カラフルで動きがあり、工事現場の作業者が認識しやすい。
高所作業車や高所作業車有資格者を必要としない。(ながら作業ができる)
取付工具は測定桿やカケック・ロリップ操作棒に簡単に取付け・取外しができる。
架空ケーブルの種類に関係なく使用ができる。
※(引込線には対応しておりません)
コメント:
この商品は、無数にある架空線にパチパチ設置していく商品である。注意しなくてはならない箇所に容易に設置取り外しできるため、作業効率に優れている。
1箱100枚入りのため、たくさんパチパチ設置しよう。
以上3つの商品を紹介した。
技術提案で架空線対策を記載するのであれば、ネオセンサー検知chでしか記載することができない。
あとは、創意工夫での使用となるだろう。
しかし、ライフラインの保守は役所ウケが良い。ネオセンサー検知chと電光板の連動をしてウケが悪かったことはまずないので、実施してみる価値はある。
まあ、架空線を切ってしまっては遅いので素早く対策を取るべきだが。
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