床版コンクリートの品質ほど重要なものはない。この品質が悪いと防水性・耐久性が維持できず劣化の進行が早まってしまう。
現在、国土交通省やNEXCO工事のみならず床版コンクリートの交換工事が多く見られる。それほど劣化が早く発注者も敏感になっているのだ。
これほど床版コンクリートの品質管理には頭を悩ましている。
しかし、橋梁工事に携わる方は、この記事を見ることを幸運に思う。
今回紹介するKL工法は床版コンクリートの品質向上に適した施工方法であるからだ。
技術提案でも是非取り入れて欲しいが創意工夫でも活用できる。
それほど床版コンクリートの品質を左右する工法なのだ。
では早速紹介していく。
KL工法
KL工法とは
本技術は、機械式特殊プラスチック鏝を用いた床版コンクリート打設面の仕上げ方法で、従来は人力による金鏝仕上げで対応していた。KL工法の活用によりコンクリート表面強度及び防水性が向上するため、耐久性の向上が図れる。
この機械式特殊プラスチック鏝を用いることにより、コンクリート表面を焼き付かせることなく十分に加圧できるため、コンクリート表層部が緊密となり光沢が出るとともに、表面強度及び防水性が向上する。
従来と大きく異なるのが、機械式特殊プラスチック鏝に変えたことにより、コンクリートを十分に加圧できるため表層部が緊密となり、コンクリートの表面強度や防水性が向上するため、耐久性の向上が図れるというところだ。
従来の床版コンクリートの品質管理はコンクリート養生をメインとして考えてきたが、これからはKL工法+養生で考えてみてはいかがだろうか。
KL工法を行った後の光沢には誰もが驚くこと間違いなしである。
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