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仮設信号機はAIの時代!?交通規制の革命品となれるのか。




2023年7月25日更新


今回は、交通規制のお話をしようかと思います。

私はこれまで多くの交通規制の現場に携わってきました。

一般道の片側交互通行規制や車線減少規制、工事用道路の規制も必要な現場がありました。


交通規制というと必ず必要なのが交通誘導員です。

車両を止める。徐行をさせる。誘導させる。などなど。



では、交通規制がある現場を担当することになるとまず何をするのでしょうか!?


それは、交通誘導員を確保するために警備会社に電話することです!!現場の工程を組む前、現場が始まる前にまずは電話して確認をするのです。

交通誘導員がいなくては現場ができないからいち早く確保するのです。

それはもう本当に必死です。なぜなら、皆さんお分かりの通り人不足なのです。


さらに人不足であるため、警備会社からの請求が設計と合ってない。。。設計単価が安いので、これで赤字となります。


人不足+値上がりでダブルパンチな状態が長年続いているのです。


さてさて、そんなダブルパンチな状況を打破してくれるであろう商品、交通誘導員の人不足を助けてくれるのが仮設信号機でございます。



「え?そんなの昔から商品として存在してるよ?何を今更。。。」と思われた方。

今この仮設信号機の考え方が変わってきているのです。



実際に国土交通省と警察署が下記の文章を発表しています。





それは、仮設信号機導入の促進です。


根本的になぜ昔から仮設信号機が存在するのに活用されてなかったのか?

※都道府県によって交通誘導員を動員しなくても仮設信号機で規制OKなところもありますが、多くはないのでここでは、交通誘導員を動員するに絞りたいと思います。


それは、警察署が仮設信号機を使用した交通規制をNGとしていたからです。

交通規制を実施するにあたり警察署に許可を取りに行きますが、ここで却下されてしまうのです。その影響もあり、現場担当者は仮設信号機とはノータッチでいるのです。


しかし、国土交通省と警察署が文章として仮設信号機活用の発表を行ったからには、活用していくほかありません!!


交通規制の救世主が仮設信号機なのです!

仮設信号機を導入することにより起終点の誘導員が不要でとなります。現場の規模は大小様々です。交通誘導員が2人減れば利益がその分上がります。

現場にとってはこれだけで相当な経費削減に貢献となります。


では、どの仮設信号機を導入すれば良いのか?

そこで私がお勧めする仮設信号を2機紹介いたします!!


では行きましょう!!





ソーラー式AI信号機


商品概要:

車両検知センサーが交通量を感知し、その結果に基づき赤、青、待ち時間を随時自動変更する工事用信号機



導入メリット:

車両感知センサーを搭載した工事用信号機に変えたことにより、交通量に応じて赤、青、待ち時間を自動変更できるため、手動で時間設定を変更する必要がなくなるので施工性の向上が図れる











仮設信号機ミリパ!

2023年7月25日更新


お待たせいたしました!製品情報がアップされましたので、こちらの紹介もアップしていきたいと思います!


ミリパ!IGS225DM/IGS225DS3M

IGS225DS3Mがソーラーバッテリー仕様となります。


自動調整による交通渋滞の緩和、省人化対策に!


特徴


・日本初ミリ波レーダーセンサーを採用

・4つの動作モードを1台に搭載

・時間表示が短縮、見える効果でイライラ解消

・設定はおやきだけ、こきは自動設定で楽々

・見通し300mまで設置が可能

・無線リモコンで離れた場所から操作可能


新しい情報で不安な点が2点あります。

それは、ソーラーバッテリー仕様の無日照動作日数が約4〜6日と使用可能距離が見通し300mであること。


ん〜。これはとっても困りました。

まず無日照動作日数が約4〜6日は不安すぎます。従来の仮設信号機は無日照動作日数が約11日です。正直この動作日数だと現場に導入できないのではと思っています。

交通誘導員の代わりに仮設信号機を設置することの絶対条件が確実に仮設信号機が稼働し続けることです。

絶対にバッテリーが落ちてはいけないのです。

この無日照が対決されなくては現場導入が難しいと思います。


次に、使用可能距離が見通し300mであること。

ん〜。これもとっても困りました。300m以内の規制帯ってありますかね?基本それ以上規制帯があります。

こちらも解決されなくては現場導入が難しいと思います。


結論、この仮設信号機は小規模現場且つ短期現場に向いていると私は思います。




商品化は2023年4月となっている。これから本格的に市場導入となるが、導入されれば積極的に導入してほしい。


下記メーカーよりお知らせ案内となる。


🔳工事規制中の渋滞緩和

交通誘導業務の省人化と安全確保に寄与する仮設信号機「ミリパ!」を発売


 株式会社インフォメックス松本 (本社:長野県安曇野市、社長:木田光広)は、交通量に応じて信号点灯時間の自動調整をすることにより、工事規制中の渋滞緩和、交通誘導業務の省人化と安全確保に寄与する仮設信号機「ミリパ!」の販売を2023年4月に開始いたします。


 従来、GPSによる時間制御を使った交通誘導においては、交通量の変化に対応するのが難しい一面がありましたが、新発売の「ミリパ!」では、日本初ミリ波レーダーセンサー採用による交通量の正確なリアルタイム計測により交通状況への追従性が改善、工事規制中の渋滞緩和に効果が期待できます。 また、交通誘導員不足への対応、受傷事故、熱中症リスクなどの安全対策にも寄与します。

本製品のスタンドとソーラー電源部は、当社従来製品(IGS225DS3)のものと共通設計となっており、 従来製品から置き換え可能なパッケージもご用意しています。


本製品は、NETISへの登録も準備中、「ミリパ!」は商標登録出願中です。







AI信号機とミリパともに自動検知は下記のイメージです。




仮設信号機のデメリットは設定した時間で赤と青が変わるという固定設定です。

今回紹介した仮設信号機は交通量の多さや車がない場合は常時赤信号となり、車が来て青となる。といったように仮設信号機が交通量と車を判断し赤と青にするという自動化ができるのです。

時代の進化とともに仮設信号機も機械で判断するのです。




さて、これまで2機の仮設信号機を紹介しましたが、この仮設信号機が現場に導入されることで交通誘導員の省人化や安全確保に寄与できるものとなります。


温暖化の影響で熱中症対策も深刻化しています。人が不要なら熱中症の心配もありません。


仮設信号機の導入が加速されることを祈っております。


以上ありがとうございました。





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