アスファルト舗装において締め固めによる密度管理は品質における重要な管理である。
提案内容:アスファルト舗装の密度管理についての配慮
・舗装用密度計FT-107
NETIS:KK-140021-VE 活用促進技術
メーカーフィールドテック社
概算金額:レンタル2600円/日
初回基本料30,000円 (NETISページ参照)
仕様:散乱型舗装用密度計
①何について何をする技術なのか?
・ガンマ線散乱方式により計器校正後、非破壊で舗装密度を測定する技術。
②従来はどのような技術で対応していたのか?
コア採取によるアスファルト混合物の密度試験
・従来技術はコア採取時に現地での測定による手作業による野帳記入が必要
・従来技術は重量があるため、一人での作業は困難
・従来技術はコア削孔にて微破壊検査による測定
・従来技術は微破壊検査のため、コア採取による密度測定後のコア廃棄物が発生する
コメント:RIを使用しているため、代理店を経由する際は届出申請をしているかの確認が必要である。
また、RI関係の商品は放射線の影響が内容頑丈なケースに保管されているため、重たい。
この商品も25キロ以上ある。
RIを使用しているので精度は問題ないと考えられるが、代理店が限られてくるだろう。原子力の届出確認をしなくてはならない。
これらに慣れてさえすれば、アスファルト密度を現場非破壊で試験することができ、転圧後すぐに確認することができる。よって十分な締固め品質を保てる。
・アスファルト舗装密度測定器-PQI
メーカー西尾レントオール
仕様:非破壊アスファルト密度測定機
①何について何をする技術なのか?
・測定面より電磁波を出しアスファルト舗装の密度・締固度を非破壊で測定する機械
②従来はどのような技術で対応していたのか?
・コア抜きによる密度・締固試験
・PQI(Pavement Quality Indicator):測定面(底面)より電磁波を出し、設定した舗装厚さの密度を瞬時に測定できる。なお、舗装施工中にも測定できるため、従来のコア抜きによる密度管理(=後処理)を補完できる測定器である。
コメント:舗装業者に大人気なPQI
NETIS登録もまだ2年ほど残っている。
レンタル可能で費用対効果もあり、提案の書きやすい商品である。
西尾レントオール商品のため、全国において注文も可能である。
・アスファルト舗装密度測定器PAB1−2
NETIS登録なし
舗装厚10~100mmのアスファルト舗装密度を、非破壊で迅速に測定
アスファルト舗装の密度と誘電率の相関関係を利用
電磁波は、本体のセンサープレートからアスファルト内を透過し、その際に誘電率が測定され、アスファルトの密度が自動で計算される。
一昨年展示会で初めてこの商品を見たが、何より扱いやすい。
驚くほど軽くてタッチパネル簡単操作が嬉しい。
NETIS登録されたら爆発的に人気が出る商品である。
展示会での精度も申し分なかった。
・アスファルト密度計ぺイブトラッカー
こちらを現場で使用してもらったことがあるが、精度も悪く使い勝手もよくない。
不評が続いため、除外する。
文章内容案
・大型転圧で作業できない箇所に使用し締め固めのばらつきを防ぐ
・転圧施工後、密度計を使用し十分な締め固めとなっているかを計測
試験施工において十分な締め固めを事前に把握する
まとめ
さまざまな密度計が商品化されているが、やはり西尾レントオールのPQIが良い
使用実績があり持ち運びも含め、PQIに勝るものはないだろう。
KEYTECのPAB -1-2がNETISを取得すれば難しい立場となる。
フィールドテック社のFT-107はRIを使用しているため、精度は問題ないが取り扱いに難ありである。取り扱い業者が限られると重量による持ち運びが大変な点を含め現場からは不評だろう。
各レンタルが可能なため、舗装時のスポットレンタルで費用負担は少ない。
文章の書き方は別途相談とさせていただく。
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