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アクアシール1400ARでコンクリート構造物を長寿命化!鉄筋腐食抑制も加わりNETIS登録!




皆様お待たせいたしました。今回の記事は、コンクリート構造物の品質向上となります。

最近まで安全対策関連の記事を書いてきましたが、好評いただいているコンクリート構造物の品質向上に関する記事を今後いくつか書いていきたいと思います。


コンクリートは人々を支える。と言われているように我々のインフラを支えているのは、コンクリートであり構造物であります。この品質が向上することは、我々やそもそも日本を支えているとってもスケールの大きいものなのです。土木工事には、この魅力が詰まっております。


そんな我々を支えているコンクリートの耐用年数はおよそ50年と定められております。

50年は、あくまで「およそ」であり条件やメンテナンスによって異なります。筆者の私が住んでいる北海道では、冬季の積雪による路面凍結防止のため、凍結防止剤をじゃんじゃん散布します。塩分を含んでない凍結防止剤等環境に配慮した種類がありますが、基本的にじゃんじゃん散布するため、価格が安い塩分入りが選ばれます。塩分が含んだ凍結防止剤をじゃんじゃん散布することがコンクリート構造物に、どのような影響を及ぼすかは誰もがわかるところです。

そもそもインフラを支えるコンクリート構造物は、コンクリート剥き出しのため劣化も早くなってしまうのです。海の近くは潮風の影響が等。


このような影響を防ぐため、土木工事の発注仕様書では、シラン系の表面含浸材をコンクリート構造物保護で使用しなさいと記載されていることが多くあります。


そんな時に大活躍するのが「アクアシール1400」となります!

私もこれまでたくさん手配をさせていただきました。「アクアシール1400」はNETIS商品でしたが、登録年数の期限が来てしまいNETISが外れてしまったのです。


がしかし!

このアクアシール1400に新たな効果が追加されNETIS登録となり商品化されました!

もうこれは記事にするしかございません。


この記事が多くの方に読まれることにより、我々や日本を支えるコンクリート構造物を造り上げてくれることを願っております。


では、いきましょう!!!!!



アクアシール1400AR

鉄筋腐食抑制型ジェル状シラン・シロキサン系表面含浸材





商品概要

コンクリート構造物の耐久性を向上させる鉄筋腐食抑制効果に優れたシラン系表面含浸材






導入メリット

・コンクリート表面に塗布するだけで、厚い吸水防止層を形成し、かつ防錆成分が鉄筋付近まで深く浸透し、鉄筋周辺を非腐食環境に改善させ、より高い鉄筋腐食抑制効果が得られます。

・コンクリート構造物への水の侵入を防ぎ、塩害、凍害、アルカリ骨材反応等の劣化因子の侵入を阻止します。

・既設コンクリートについては、既設コンクリート構造物において内在塩分が確認されているなど、鉄筋腐食抑制効果をより一層高めたいときに有効です。

・従来のコンクリート構造物の鉄筋腐食抑制は、亜硝酸リチウム水溶液とシラン系表面含浸材の組み合わせから鉄筋腐食抑制効果を付与したシラン系表面含浸材に変えたことにより、使用材料が2材料から1材料となり、塗装間隔を気にする必要がなくなります。また、経済性が向上、工程が短縮できます。






ワンポイント

土木工事では、発注仕様書及び特記にシラン系の表面含浸材を活用しなさいと記載がありますが、その際は、創意工夫としてこの商品を活用することをお勧めします。特記にない場合は積極的に提案や施工計画に盛り込むことで品質向上に期待ができます。

性能評価については、評価の厳しいNEXCOの要求性能も満たしていることが、何よりの評価となります。


実験等実施状況

①シラン系表面含浸材の性能 1.試験実施日:2020年3月31日(報告日) 2.試験場所:一般財団法人 日本塗料検査協会 3.シラン系表面含浸材としての性能を確認する。 4.試験方法:土木学会基準 表面含浸材の試験方法(JSCE-K571)、東・中・西日本高速道路(株)構造物施工管理要領 シラン系コンクリート表面含浸材の要求性能。 5.試験結果:「アクアシール1400ARのシラン系表面含浸材としての性能」に示す。 6.考察:JSCE-K571はオールグレードAであり、NEXCOの要求性能を満たすことから、シラン系表面含浸材としての使用が可能である。 ②防錆効果の確認 1.試験日:~2020年3月 2.試験場所:(株)シーテック 3.塩分を考慮した試験体で腐食抑制効果を確認する。 4.試験方法:電気化学的腐食診断による鉄筋腐食抑制効果の確認 水セメント比55%のモルタルで、表層から40mm位置に異形鉄筋を配置。表層1面にアクアシール1400ARを塗布し、残る5面はエポキシ樹脂等でシールを施した。塗布面周囲に土手を作り、塩水を滞水させる湿潤工程(20℃、4日間)、乾燥工程(40℃、3日間)を1サイクルとした。腐食抑制効果の確認として、定期的に自然電位と腐食電流密度を測定し、自然電位はASTM C876(銅硫酸銅)、腐食電流密度はCEB(ヨーロッパコンクリート委員会)を評価基準とした。なお、モルタル打設時の内在塩分と塩水濃度をケースⅠからⅢと変え、31サイクルから67サイクルの試験を行った。 ・ケースⅠ:内在塩分を3.5kg/m3含む場合、塩水は3% ・ケースⅡ:内在塩分を含まない場合、塩水は3% ・ケースⅢ:内在塩分を含まない場合、塩水は凍結防止剤散布を想定した10% 5.試験結果:自然電位と腐食電流密度の結果を「アクアシール1400ARの腐食抑制効果」に示す。 ・ケースⅠ  自然電位は貴側に推移し、腐食電流密度も低位で安定している。 ・ケースⅡ  自然電位は-200mVを維持し、腐食電流密度も低位で安定している。 ・ケースⅢ  10%の高濃度塩水でも自然電位の低下は見られず、腐食電流密度も低位で安定している。 6.考察:内在塩分3.5kg/m3を含む、塩分を含まない、凍結防止剤の散布が予想されるコンクリート構造物で腐食抑制効果が期待できる。






最後に

新たな効果が追加されたアクアシール1400ARはいかがでしたでしょうか。コンクリート構造物の品質向上は、土木現場の醍醐味であり、発注者も各現場の創意工夫に期待しています。

耐久性の向上が期待できるアクアシール1400ARは、そんな発注者の期待にも応えてくれることでしょう。

是非とも、このアクアシール1400ARを活用し日本の構造物を支えていただきたいと思います。


カタログ⇩





以上ありがとうございました。


質問などはコメントかメールにてどうぞ。

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